市販の白髪染めのカラーで暗く染まってしまった、お客さんから質問がありました。
『明るくしたい時どうしたら良いですか?』
答え
『うちに来てくれたら出来ますよ〜』
・・・こんな答えはだめですか?
少し解説すると、いろんなカラー剤が存在して、それぞれ得意・不得意があります。
一般的に「白髪染め」でも「おしゃれ染め」でも、髪が元々持っているメラニン色素を壊すこと(脱色)と、酸化染料をつけて色味を発色すること(加色)が得意です。
でも、カラーはその酸化染料を壊すことが苦手です。
暗くなった色素は取れないんです。
明るいカラーを使っても、暗く染まった髪は明るくする事ができません。
むしろ色素の上乗せでさらに暗くなってしまう可能性もあります。
クレヨンのイメージです。
何度も何度も積み重ねると色味が濃くなっていきます。
黒いクレヨンの上に黄色のクレヨン塗ってもなかなか黄色には見えません。
積み重なってしまった酸化染料の色はカラーでは取れません。
じゃあどうしたらいいのか・・・
その酸化染料さえ取ってしまえば良いのです。
これは市販されている商品には多分ないと思います。
美容室で使っている専用の薬剤で取る事は可能ですが、ホームカラーでは見かけません。
もしも、僕が美容室のお薬を手に入れられなくなったとしたならばドラッグストアでブリーチ剤を買ってくると思います。
市販の品物でしたら、これしかないと思います。
そのかわり、皆さんが思っているブリーチのイメージと同じです。地毛が金髪になります。
自分でやると虎のような模様になる可能性もあります。(自分の頭で失敗してたことが何度もあります・・・)
皆さんはそんな失敗をしてほしくないと思っています。
ということで、一旦カラーで暗くなってしまったものを、市販の品物で自分でどうにかすると言うのは無理があると思って辞めましょう!
しっかり勉強しておられるサロンであれば、そういった染料を取るお薬を持っていると思いますので相談する方が良いです。