お客様から質問をいただきました。
- 里村晃寛
- 4月18日
- 読了時間: 3分
いつもありがとうございます。
里村です。
先日お客様から質問をいただきました。
『カラーをした後シャンプーするごとに色が落ちるんですか?』

僕たち美容師からすると当然な現象なのですが、一般の方からすると良くわからない方がいてもおかしなことではありません。
就活で黒く染めたお子さんの髪が明るくなってきたようですね。
黒くしたのに・・・もう明るくなってきた・・・
春には良くあることです。
カラーの褪色の原因
シャンプーで色の成分が流れる
PHが変わって変色する
紫外線などで色褪せる
アイロンの熱で色褪せる
などなどあります。
どれも防ぎようが有るような、無いような、原因なのですが少し紹介します。
『シャンプーで色の成分が流れる』
一言にカラーと言っても染料には種類があります。
全部は難しくなるので割愛しますが、髪の中に入りやすく流れやすい染料や髪の表面にしかくっつかない染料もあります。これらは比較的取れやすい傾向にまります。
髪のダメージ具合にもよります。
ハイダメージな髪は目の荒いスポンジのようなイメージです。
たくさん染料が入りますが目が荒いがためにすぐ流れてしまいます。
染料によっては流れにくいものもあるので美容室のカラー剤にもよるところです。
『PHが変わって見えなくなる』
科学の話みたいになりますが、PHがアルカリ性の方が綺麗に発色する傾向にあります。
僕たちはアルカリをダメージの元と考えるのですが、鮮やかなカラーに関してはPHが高い(アルカリ性)方が綺麗といえます。
染めたては高アルカリでも日頃のシャンプーやお湯によってアルカリ剤が洗い流され中性に近づいていきます。PHが下がった染料は色が変色(見えなくなる)してしまうのです。
Mmmではカラーが終わった時点で中性〜弱酸性にPHを下げても色が見えるお薬しか使わないので、PHが変わることで起きる変色は少ないです。
『紫外線などで色褪せる』
これはなかなか防ぎにくいですが、髪の日焼け止めを使ったり、アウトバストリートメントにも紫外線防止効果のあるアイテムもあるので使うと良いでしょう。
夏場の日傘や帽子も効果的と言われています。
『アイロンの熱で色褪せる』
青色の色素は特に熱に弱い傾向にあります。
高温のアイロンを避けたりするしか無いのかな〜〜?
髪が焦げないようなアウトバスもありますが、検証したことはありません・・・
すみません。
こんな感じでカラーの褪色と対策?でした。
カラーの褪色は防げない事もありますが、使うカラー剤によっては長持ちさせることもできるので『いつも色がすぐに抜けるな〜』とお悩みでしたら、ご相談ください。
